2015年11月27日金曜日

エコカラットの貼り方

エコカラットって何処に頼んでも一緒とお考えの方がいらっしゃるようなので、西原工房での貼り方について書き記しておこうと思います。
一番多くのお客様からお問い合わせの多いのは、クロスを剥がすか剥がさないか…
西原工房では、特別な場合を除いて剥がさず施工いたします。
エコカラット専用のボンド(スーパーエコぬーる)は水性ボンドですので、下地が石膏ボードの場合、下地を痛めてしまうのと、もう一つは、もし将来的にエコカラットを剥がす場合、石膏ボードまで張替え工事が必要になってしまいます。
コンクリート壁の場合も同じく、クロスを剥がして、コンクリートに直にボンドを塗ってしまうと、後戻りができないためです。マンションの場合、躯体コンクリート面や環式壁は共有部分に属していますので、後に戻すことが出来無い施工は管理規約上NGとされているからです。
上記理由から、エコカラットを貼る壁のクロスは剥がさず、施工いたします。
では、「クロスの上から貼って後で剥がれ無いの?」とお問い合わせいただくことがあります。
ーはい、剥がれません。きっぱりw
理由は、西原工房では、専用ボンドの全面塗布施工を行いますので、ボンド硬化後は一枚のパネルのようになってしまいますので、全く剥がれることはありません。万が一(人間様が行っていることですので)剥がれたり、割れたりした場合は、無期限の保証を行っております。特に期間を設けておりませんのは、絶対的に自信を持っておりますし、エコカラット自体、そんなヤワなものではないからです。

エコカラットを検討されている方は、すでにお勉強されて、「方追い」とか「芯で貼る」とか「振り分け」等、業者によって言い方は様々ですが、このような言葉をお聞きになったこともあると思います。
壁から壁にエコカラットを貼る場合、芯(振り分け)て貼るのが基本です。しかしながら、芯で貼っていくと、余計枚数が必要になったりする場合がありますので、微妙な寸法の場合は、お客様判断になりますので、ご相談頂ければ良いと思います。
ここからが重要な問題です!
では上下はどうですか?気になさった方、疑問になった方はいませんでしょうか?
インターネット上で施工風景や、施工指南をアップされてる画像がありますが、床巾木上から貼ってる風景良く見かけませんでしょうか?壁収まりは、振り分けですが、床から天井の場合は何故?巾木の上(下から)貼っていくのでしょう?w
答えは、、、、楽だからです!
床(下から)施工する場合、積み上げて施工できるので、貼っていく作業上、技術的なものは関係ありません。ただ簡単なんです。
ボンドも均等に塗られていなくても、貼ってる最中に落ちてズレたりすることもありません。天井から貼っていく方法は、技術的に本当に大変です。
ボンドが均等に塗られいなかったり(多かったり、少なかったり)しても、エコカラットの段差や、隙間にもつながってしまいます。職人の器量が試される貼り方ですし、時間もかかります。一枚一枚丁寧に圧着施工しないと、落ちてきてしまいます。
しかし、上から貼るのと、下から貼るのとでは、仕上がりに差がつきます。
303mmのスタンダードなエコカラットの場合は、足元にカット面がくるため、目線(天井面)に綺麗なノンカット(マモノ)から貼って行くため綺麗です。
微妙な寸法の場合は、極力、天井の方が大きなカットで施工した方が、綺麗な納まりになります。
もう一つは、グラナスルドラやグラナスヴィスト、ランド、ラフソーン等、目透かしが大きいタイプは、下から貼っていった場合、詰まって行ってしまいますので、目透かしの風合いが損なわれたり、デコボコと曲がって行ったりしてしまいます。

弊社 西原工房では、基本的には、「天井追い出し施工、左右振り分け」での施工を行っております。施工事例でお確かめ下さい。
もう一つ、壁面や、天井面の隙間を、隠す「エココーク」。エココークは年月が経つとヒビや割れが発生する場合があります。希望される方は、施工を行います。基本的には1〜2mm以上の隙間は開きません。(寸法は一枚ずつカットして削り合わせ施工)ご希望のお客様は、施工の最中にでもご相談くださいませ。(無料)

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