2008年9月10日水曜日

キュビオスは戸境壁や構造壁には付けられない?

キュビオスを問わず、壁面収納は基本的には壁固定が必要になります。
「天井いっぱいだから倒れない、天井と家具が隙間があくから倒れる」これは、転倒するかどうかであって、施工できるかどうかではないです。

どんなに、天井まで隙間なくプランニングしたところで、天井や袖壁や床など、何れかには固定が必要です。
例外はありません!!職人さんは、どこかに固定用のビスを打ちます。
完全なフリーの状態では(置いただけ)、大きな地震で数ミリ前に動いただけで、扉(扉の目地)は狂ってしまいます。最悪扉が開かなくなったりします。
危険とは言いませんが、不安定だと思います。


>「壁から壁までピッタリだから、天井までピッタリだから、固定はしなくても倒れない。」
この発想は、最近転倒防止の段ボール箱を食器棚に置いて転倒を予防する防災グッズが売ってますけど、その発想ですね。

例として、
家具の背面に力(この場合横桟30×40)渡し、一つ一つのユニットが前に出てこないように固定(これは、よじれを防止するためです。)
側面に当たる壁に固定、天井に下地を組んで天井とユニットを固定
これで、完全に固定されると思います。突っ張るので無く、固定します。

基本、壁固定が前提として商品は設計されていると思います。これは、プランによっては、吊り戸棚とローボードのプランの場合や、両側面に壁がなく、キュビオスと天井までがオープンのプランの場合(背面にしかユニットが触ってない)、壁固定しないと施工できないという事です。
どこのメーカーの壁面収納家具でも一緒です

大手(この場合パナソニック)になればなるほど、危機管理ができていますので、グレーな場合の施工は責任問題になるので、ショールームのお姉さん方は、そういう対応(できません一点張り)教育になってしまうのではないでしょうか?

結論としましては、購入する販売店や工務店が、新築のマンション(最近のマンション)での管理規約等を理解した上で、施工実績を重ね、対応できるだけの技術力が有るか無いかですね。
購入店に相談する上で、どんだけ最近の高層マンションでの施工実績があるか聞いてみるのも、販売店探しのヒントになるのではないでしょうか?
キュビオスは壁固定が基本になりますが、「高層マンションの戸境壁や躯体壁には取り付けできない」と言うのは、全く、間違った情報です!!


カタログからの抜粋です。
「壁固定が基本です。」「キュビオスの据え付け工事の可否の識別は標準的な躯体においての参考となるものです。工事を可否するものではありません。実際の工事可否の判断は専門の工事店に現場の躯体種別、状態を確認頂いた上で、工事店に判断いただくこととなります。」


最近の、西原工房の新築マンションでの施工実績 

施工実績

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